

今回は、ピックの形による弾きやすさとサウンドについて述べたいと思う。
1つはギターをコード(和音)楽器としてとらえストロークによるいわゆるコード弾き、
もう1つは、1音1音をメロディーとして弾く単音ピッキングである。
前者は6本の弦を一斉に弾くため、弦に当たる面積の広いピックの方が、弾きやすく大きな音も出やすい。おにぎり型、三角型がコレにあたる。アコースティックギターを弾く方のほとんどがこちらのタイプを選んでいる。
ストロークは、すべての弦をすばやく叩くように弾くので、ある程度やわらかな方が弾きやすい。硬いピックのほうが音量は出るのだが、手首、指先で弦の抵抗を逃がさなくてはならないのでビギナーには扱いにくい。また、サウンドも、やわらかいピックの方が倍音を多く含んだ明るい音がする。硬いピックは、低音がしっかり鳴るようになって引き締まった音になる。
ここでの硬いピックとは、厚みが1.0ミリ以上のものを指し、やわらかいピックは、0.71ミリ以下のものを指す。0.45ミリ辺りはストロークは楽だが、ピック自体があっという間に曲がったり、割れたりする(力加減次第ではそこそこもつのだが)。しかし音色は、とても煌びやかなので意外と使用者は多い。
1.0ミリ以上のピックでストロークをするとガンガンアタック音がなり非常にパワフルな印象をうける。ストリートなど野外での演奏時に大きな音が欲しいときには最適だ。
次に、もうひとつの弾き方、単音ピッキングについてだが、ストロークが腕の振りで弾くのに対し、こちらは手首と指先のコントロールで弦を弾く。このため、この弾き方に使うピックは、指先に収まる形のものが弾きやすい。弦とピックは1点で触れ合っているので
ピックで狙いのつけやすくぶれない先端の尖ったピックが弾きやすい。ティアドロップ(涙型)JAZZタイプがコレにあたる。硬さは硬いほうがブレが少なく弾きやすい。サウンドは、ストロークと同じで硬いほうがしっかりとした音が出る。
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ピックの形、大きさ、硬さは様々である。なぜこんなにいろいろなピックがあるのだろう。
それは、人それぞれ指、手の大きさが様々なのでそれに合うように考えた結果がこんなにも多くの種類を生み出したのだと思う。いまだに新しい形のものが発表されている。きっとその開発者は自分に合うピックが見つからなかったので自分が最も弾きやすいと感じるピックを作ったのだろう。自分にぴったり合うピックを見つけるのはかなり大変なことだと思う。ある程度よいと感じたらそのピックでひたすら練習を繰り返すことで慣れていくのが最も良い方法だと思う。しかし、弾きやすさだけではなく音色に関してもこだわりだすともうどこまで行っても終わらない迷宮に入ってしまうので要注意。自分ももう何枚のピックを買ってきたんだろう。いまだにコレで生涯やっていけるというピックには出会っていない。
購入したなかで、いくつか気に入ったピックがあるのでそれを最後に紹介しよう。
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写真を見ていただくとわかるがなんともヘンテコな形をしている。
しかし、このピックとんでもない秘密が隠されている。(ちょっと大げさかな)
このピックの先端部の形状を見て欲しい。隣のオニギリ型のピックと同じ角度になっているのである。これはストロークのとき弦を面で捕らえるのにとてもよい。
また、ピックの上部を比べてみる。
なんと、ティアドロップのピックと同じ大きさに加工されている。
このため指先のコントロールがおにぎり型の何倍もしやすくなっているのである。
おにぎり型とティアドロップ型の良い点をうまく取り入れたピックだと思う。
コードカッティングと早弾きどちらにも使える優れものだ。
自分もこのピックを10年近く愛用している。
ただし、アコギに使うと音色がいまいちなのでエレキのみに使用している。
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JAZZタイプのものだが、従来のJAZZタイプよりかなり薄く作られており指先のコントロールが驚くほどしやすい。
80年代のテクニカルな奏法をこなすには、このピックは最高にマッチする。
当店のお客様でもこのピックを愛用されてる方はかなり多い。
材質も弦に対してすべりやすくすばやいピッキングがスムーズに出来る。
しかし、これはコードカッティングには全く不向きなのでそういう音楽にはちょっと厳しい。弦のテンションがきついギターには、使い辛いので、アコギには向かないと思う。
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アコギは、指で弾くことも多いので爪で弾いたときとピックで弾いたときの音色が変わらないものが好ましい。
最近出てきている、ULTEX素材のピックがおすすめだ。
この材質、人の爪に近いタッチを得ることが出来るので音色も爪で弾いたときとあまり変わらない。
以上が第2回ピックに関する考察としよう。ピックについてもう一回語ろうか? つづく。